活力朝礼10【心の体脂肪率】
人を感動させる力
感動させる力があれば、人を幸せにできる。
人を幸せにできれば、自分も幸せになる。
自分が幸せになれば、もっと人を幸せにできる。
人は一人では生きていくこともできないし、一人では幸せになることもできません。
世の中に出ているヒット商品やサービスは、必ず人を感動させる、人を幸せにする商品やサービスです。
成功している人は「感動」をより多くの人に与えていると言うこともできます。
そういった「人を感動させるもの」を生み出すアイデアは、どこから生まれるのだと思いますか?
それは、
「人を感動させる人は、自分が感動できる人」
「人に感動を伝えられる人は、敏感に感じる心を持った人」
ということです。
つまり、感動する心を持っている人は、人を感動させる力があるということ。
そこから感動させるアイデアが生まれるのです。
人は大人になるにつれ、ちょっとしたことでは感動しなくなってしまいます。
映画を観ても、同じような映画を観た経験があるから、幼いときのように感動できない。成功した人の話を聞いても、「そんなにうまくいかないだろう?」と、ついつい打算的に考えてしまうから、感動できない。
ほとんどの人は、心の体脂肪率が高くなっているのではないでしょうか。
心の体脂肪率が高くなっているから、心が動かなくなってしまうのです。
そういう意味では子どもは感動する天才かもしれないですね。
成功している人は子どもっぽい人が多いというのも、そのためかもしれません。
まずは、心のエクササイズをして、心の体脂肪率を下げなければなりません。
どうやって、体脂肪率を下げるかと言うと、「感動する→心が動く」という順番を逆にすればいい。
意図的に心を動かすようにしてみるということです。
「あぁ、それ知っているなぁ」と思ったことでも、「一度見に行ってみよう」と思いましょう。
「こういう類の話聞いたことあるなぁ」と思っても、「本当に?すごいすごい!」と思いましょう。
これまでの経験などで自動的に止めてしまった「心を動かすスイッチ」を、自分から意図的に押してみる。
それが心のエクササイズです。
そうすると、「心が動く→感動する→心が動く→感動する…」という感動のスパイラルが作られます。
少しずつ心の体脂肪率を減らしてやることで、自分の感動する心が復活してくるのです。
そして、感動する心からは、「感動させるアイデア」が浮かんできます。
「いい話を聞いた!」という感動の世界からは、次から次へと新しいアイデアが生まれてくるのです。
すごいアイデアを生み出すような人は、アイデアを1個しか思いつかないなんてことはありません。
いくつもいくつも湧き水のようにアイデアが噴出してくるのです。
感動とは「感じて動くこと」。感動していますか?あなたの「挨拶」は誰かの気持ちを動かすものでしょうか。誰かを動かす前に自分から動いていますか?