活力朝礼16【身軽に生きる】
「疲れる、面倒くさい」という言葉
たとえは悪いのですが、からだの維持は「蟻地獄(ありじごく)」に似ています。
しっかりと前に進まないと、ずるずる後ろ(下)へと落ちます。
前に進む、つまり常にからだを動かす、鍛えていなければ、ずるずると衰え、さまざまな病気になりやすくなるのです。
皆さんの多くが望んでいる死に方は「ピンピンころり」でしょう。長いこと寝たきりになる状態を望む人などいません。
でも、と考えます。
ピンピンころりと旅立つためには、まずピンピンしていないといけません。普段から元気でないといけません。そのためには、もっとからだを動かすこと。
「疲れる、面倒くさい」
そう考え、楽なほうへと流されないでください。また、からだは「借り物」という事実をお忘れなく。私たちのからだは、なるたけ傷をつけずに、他界するその日に天へとお返ししなければなりません。その意識がなければ、からだへの感謝の念も生まれません。
すこやかに生きる。身軽に、無理なく生きる。私たちは皆、地球に住まわせていただいています。
「お天道さまに、生かされている」
この事実を、いつも忘れたくないものです。
医師:矢作直樹氏『身軽に生きる』より
「疲れる、面倒くさい。こういう気持ちが強いとからだが衰える、つまり老化も早いのです」と矢作氏は言う。好きなことや、習慣になっていることを面倒くさい、と思う人はいない。
逆に、苦手なことや、嫌いなこと、必要ないと思っていること、時間がかかりそうなことなどは、面倒だと思ってしまう。その中の一つが、歩くことや体を動かすこと。
現代は、車社会だ。
特に、公共交通機関の発達していない地方では、ほんとちょっとした距離でも、車で動いてしまう。都会に住んでいる人より、田舎暮らしの人の方が運動不足、という変な現象にもなっている。
「疲れる、面倒くさい」という言葉を使わず…
体を動かす習慣を身につけたい。
自分に暗示をかけるのを「自己暗示をかける」と言います。良い暗示の言葉を使っていますか?