女性はここを見ている！自動車販売店の「かわいい」○○について

とにかく大きく目立たせようとする
「プライスボード」ですが、
画一的になっていませんか？

展示車のフロント部分に大きくドーンと
置かれていることが多いと思いますが

最近は軽を選ぶ女性が多くなり、
女性好みの丸みのある車も増えてきました。

このかわいい車に、
大きくドーンと飾ってたらどうでしょう？
ちょっと違和感ありますよね…

これらはちょっと工夫するだけで女性客のこころを
つかむことができるかもしれません。

女性が見ているポイント、
車販店の「かわいい」プライスボードについて
まとめてみました。

1. 親しみやすい価格表示とは？

女性は、とにかくかわいいものが好き！
そして季節やイベントなどに、とても敏感です。

女性の多くは1人でもショッピングを楽しみます。
でも、車屋さんに女性1人で来ることは少ない。

なぜでしょう？

女性ひとりでは入りにくい雰囲気だったり、
クルマに詳しくなかったりするため、
とても行きづらいからです。

ちなみに牛丼の吉野家さん。
『女子大生の7割が一人でも吉野家に入る』
というアンケート結果があります。

かつての「男性消費者」中心から
大きく舵取りを変えて店舗改装した結果、
新しいファン層（＝女性客）をつかみました。

まずは女性が入りやすい雰囲気作りから！

例えば、季節のイベントに応じたPOPで
表示価格が車に搭載されていたとしたら？

それだけでも親しみやすく思わず
「その販売店を覗いてみたくなる！」
そのような衝動にかられるのは想像がつくと思います。

そこに車の特徴が短いメッセージPOPとして
プライスボードの横に書いてある
そうすると好感度もかなりUP！します。

そして時にはお客様が自らSNSで
お店の宣伝をしてくれることも！

女性客は自分がした行動を、
他の人と共有することを好みます。
口コミによる集客により、
より多くの人に情報を拡散できます。

お店の熱意がPOPに込められていることが、
女性客のこころをつかみます。

女性客が好みそうなPOPを、
お店側がしっかりと作りこみましょう。

2. 営業社員の説明よりも・・

女性が親しみやすいPOPを作ってみたけど、
プライスボードの横には車の標準設備が
淡々と書かれていませんか？

例えば、

と書いているより、

と書いてたら、
女性は「おっ！」と喜びそうですよね。

 女性客に訴求するためには、
女性目線でその車種はどんな風に良いのか？
何が一番のセールスポイントなのか？
が、一目で伝わらないといけません。

また、専門用語が羅列されていて
（営業の人から長々と説明されるのは嫌だなー）
と、女性客は興味を持たなくなります。

つまり、
言葉よりも自分の目で確かめたい
という視点が求められるのです。

営業社員の丁寧な説明よりも、
わかりやすい短いメッセージのほうが
女性の購買心理をグッと惹きつけるようです。

プライスボードはメッセージボード

自動車販売店にとって、
プライスボードは非常に重要なアイテムです。

それは購入するお客様にとっても、
重要な情報であり必ず目にするものです。

だからこそ
味気のないものにしてしまうのは残念。

女性目線の言葉を存分に盛り込み、
女性の心に届くプライスボードにしましょう。

ポイントは、
『短く簡潔に』プライスボードに盛り込むこと。

例えば、どんな言葉が女性に響くのでしょうか？

このような言葉が女性の心をつかむのです。

そして、単色で作らずに、
かわいいイラストや文字フォントで、
華やかなプライスボードに仕上げてみては？

プライスボードがメッセージボードに代わり、
女性の心を楽しませてくれます。

これこそ、探していた車！と思わせるために

最近の広告傾向を見ていると、
やはりPOPを華やかにしていることで、
その商材が一層際立つということが言えます。

もちろん
「少しでも安くお得に宣伝ができたら」
という試みは誰にでも働きます。

それでも、実際には女性に訴求するのは、
車種の性能より、どれだけ「効果的」に伝わるか？
ということに尽きます。

とにかく相手に伝わるようなPOP広告、
プライスボードが不可欠になります。

そうです！

女性にプライスボードが語りかけると考えてください。

例えば、

「寒い冬にうれしい！シートヒーター装備」と
「心までぽかぽかシート、ムードもほっとに♡」

どちらが効果的だと思いますか？

女性の購買心理を惹きつける「言葉」を、
上手に使ってみてください。

「これこそ、探していた車！」

と思わせる言葉で、
女性のこころをグッとひきつけましょう。

車販店のプライスボードの存在は重要です。
女性客がこころ惹かれるかどうかの分かれ目は、
プライスボードで決まるといっても過言ではありません。

女性が苦手な蛍光色のプライスボードとは？

蛍光色を使ったプライスボードは、
パッと目をひく色合いが印象的で、
確かに遠くから見た時にもかなり目立ちます。

ただ、実際には目がチカチカするし、
どこか安っぽい印象を受けます。
女性の多くは蛍光色のプライスペーパーを
苦手としているようです。

安易な気持ちで車を購入する人はいません。
だからこそ、女性が安心できるPOPや
お店作りをこころがけたいものです。

優しいタッチのカラーや落ち着いて
可愛い雰囲気の色味を使うことで、
女性客の関心を引くことにもつながるのです。

金額だけを前面的にアピールしたPOPより、
女性の好む配色でPOPづくりをしてみましょう。
女性はお店のちょっとした違いを見ていますよ！

プライスボードを、かわいいピンクにするだけで

色の話の続きになりますが、
女性の多くはピンク色を好みます。

女性は感情的・共感的なので、
パッと見てハートで感じれるものが好きです。

とにかく年齢を問わず女性は、
「カワイイ」ものが大好きです。

白地のプライスボードに「黒字」で価格表示が、
もっとも多く見慣れています。

その白地のプライスボードやPOPを
女性好みのかわいいピンク色にするだけで
がらりと雰囲気が変わり、
売上がグングンと伸びる可能性もあるのです。

女性の集客を考えるときには、
瞬間的に感じられる視覚に訴えるのも大切です。
ちょっとしたきっかけで車の価値はあがります。

逆にあまりにも手抜きなプライスボードでは、
価値を下げかねないのです。

1台に愛情を込めた宣伝文句を

車を売ろうと思ったとき、
その車の特徴や売りのポイントなどを調べます。
そうすると愛情も生まれてくると思います。

その愛情をプライスボードにも、
注いであげてください。

ただ価格だけを書いたプライスボードだけでは
絶対に味気ないものです。

1台に愛情を込めた宣伝文句は
お客様にも伝わっていきます。

もし思いつかなければ
女性雑誌の中にあるような色使いや広告をみれば
ポイントは見えてくるものです。

販売する側が
その1台に対してどんな思いを持っているのか？
どんな女性にその車がお似合いなのか？

というところまで考えてPOP広告を作ることは、
女性集客においてのポイントです。

プライスボード作りはプロに任せてみる

女性集客につなげるPOPづくりのポイントは、
つかんだと思います。

とはいえ、実際に作ってみるのは難しいし、
時間もないという方もいらっしゃると思います。

「エアプラ」のプライスボードは、
「女子目線」を意識したものになっています。

専用パーツに取り付けるだけで簡単に、
これまでのプライスよりも魅力的な
アイテムになります。

第三者から見た時に、
その車の魅力をどう表現すれば良いのか？
を考える手間も省けて効率的に
女性集客に結び付けるきっかけになります。

ぜひ一度、プロの技術を試してみてはいかがでしょうか？

ご興味があればぜひ、お問い合わせください。

株式会社イプラ　小田泰平

【集客支援ツール開発】
1974年生まれ。千葉大学にて心理学を専攻後、IT業界から自動車業界へ。業界の昭和体質と女性来店率の低さに違和感を感じ、中古車屋さんが誰でも簡単に女性視点の売り場を作れるポップ作成ツール「女子ポップ」と「エアプラ」を展開中。利用者は現在、全国5,000社（有料会員）。

【セミナー講演実績】
あいおいニッセイ同和損保本部、ロータスクラブ全国支部、自動車整備振興会、FC本部より講演依頼を受け女性来店率UP集客改善セミナーを全国で開催中。

【書籍・連載コラム】
書籍に売れるお店の傾向をまとめた『クチコミ式女性集客』『大手に負けない展示場改革』。あいおいニッセイ同和損保様（RSニュース）、カービジネス研究所様(CaSSマンスリーレポート)、クルマ買うならグーネット（Goo-net）『自動車流通新聞』など毎月連載コラム10本を抱える。