想像したように生きること
イマジネーションのなかで人生を作る
「芸術家としての目標はイマジネーションの中で人生を作ることです。そして想像したように生きることです。大学で勉強していたころ、”知性を磨くか、想像力を磨くか、どちらかを選択すべき” と教わりました。私は想像力を取ったのです」
東京出張です。お客様と会食後、終電まではまだ時間があったので渋谷のレイトショーに足を運びました。渋谷や有楽町に点在するミニシアター系映画館は座席が20席ほどしかありません。全国公開されないようなちょっとシュールなイタリア映画なんかやっています。
東京では仕事帰りによく見に行ってました。一日を最後まで充実しきったか?と問われると疑問符が付くような夜に。 軍事政権下のチリ、権威的な父親と息子、貧困と差別という非常に重いテーマを幻想的なタッチで描かれていきます。
空から降ってくる魚の群れ
目が覚めるような青い服に情熱的な赤い靴
現実と空想を織り交ぜた幻想的な手法はティム・バートン監督にも似ていますが、それよりももっと鮮やかに描かれているように感じました。
監督の少年時代を自伝的に描いた映画ですが、作品全体に流れる人生観、宗教観、哲学、家族愛が暗喩的なセリフとなって散りばめられています。 たとえば火事で焼死した消防隊員の遺体を権威的な父親が息子に見せるシーン。
「よく見ろ。神はいない。死んだら腐るだけだ。」
息子の虫歯を麻酔無しで抜くように歯科医に指示したり(キャー)、もうかなり非道い父親です。そんな父親にも死への恐怖や心の弱さがあり、後半にはたがが外れたように崩れていきます。そんな父を息子(監督)と母は優しく赦していきます。
「喜びと悲しみが横糸となって紡がれるのが人生。」
人生で起こること、現実はすべて繋がっていて、花が開く瞬間も人の死ぬ瞬間もすべてがダンスしているように世界は変わっていく。それを意識的にとらえれば、自分の人生を想像したように生きることができる。だから「リアリティのダンス」。
そんなアレハンドロ・ホロドフスキー監督85歳
朝起きると生きていることに幸せを感じ、もう1本映画を撮ろうと思うことに大きな喜びを感じるそうです。すごい!と別の意味で奮起させられたエネルギーに満ちた作品でした!もう今すぐこの映画見なさいっ!以上!
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