【中古車販売集客法】:キッズルームに子供がいるとクルマが売れる!?
キッズルームに子供がいるとクルマが売れる!?
車販市場では軽購入の3人に2人が女性の時代。そのため子供連れでも入りやすい雰囲気をつくるため、子供向けイベントの開催やキッズルームを常設しているショールームを見かける機会が多くなりました。
しかし、活用されている店舗はまだまだ少ない気がします。キレイに整理されているキッズルームは足を踏み入れにくく、むしろおもちゃが散らかっている方が子供にとっては遊びやすかったり。
今回はその活用法をご紹介します。
えっ!会社に親子で出勤!?
兵庫県にあるエムアンドワイオートジャパン(桃井代表)ではとてもユニークな取り組みをしています。それは女性スタッフが子供たちと一緒に出勤できる仕組み。託児所や保育園に預けられない女性スタッフは子供と一緒に出勤し、目の届くキッズルームで子供を遊ばせることにしたそうです。
今では大手企業でも事業所内保育施設を用意していますが、中小企業ではなかなか本格的に設置するのは負担がかかります(企業主導型保育事業として助成金制度もありますが申請などに手間と時間がかかる)。
また、女性の社会進出・促進が進められる中、いざ働こうと思うと保育園に入れないという待機児童の問題もあります。そこで「必要に迫られて」スタッフの親子出勤を認めたところ、思わぬ反応がありました。
必要に迫られて行なった取り組みが「吉」!
スタッフのお子さんが店舗で遊んでいると、来店されたお客様の子供と一緒にキッズルームで遊んでくれるそうです。その結果、お母さんはゆっくりクルマの乗り換え商談や車両整備の説明を受けられます。
またお店の女性スタッフの子供たちということもあり親近感を持っていただけるそうです。ちょっと視点を変えるだけで待機児童の解消と子供連れのお母さんが入りやすいお店に生まれ変わらせることができる良い事例ですね。
「認知転換」を行うだけでお店はガラリと生まれ変わります。
【自動車販売店向け集客支援ツールの企画/制作/販売】
愛媛県出身1974年生まれ。千葉大学にて心理学を専攻後、IT業界から自動車業界へ。「女性に伝わりにくい売り場」に違和感を覚え、女性視点での展示場づくりを強みとする「愛媛企画」に参画。「売るより売れる環境づくり」をテーマとした集客支援ツールの開発を行っている。
著書に売れるお店の傾向をまとめた『クチコミ式女性集客』『大手に負けない展示場改革』ほか。あいおいニッセイ同和損保本社、自動車整備振興会、FC本部より講演依頼を受け「女性来店率UP!集客改善セミナー」など年間20本ペースで全国セミナー横断中!
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